【S14使用構築】ようきメガヘラクロス軸【最高最終2009】
初めまして。スズカという者です。
この度、ORASシングルレートで初めてレート2000を達成する事が出来たので、構築記事という形で記録を残してみたいと思います。
使用したパーティは以下の通りです。
個別紹介
技構成ミサイルばり/インファイト/ロックブラスト/タネマシンガン
個体値31-31-31-×-31-31
努力値H28 A244 B4 D4 S228
実数値159-176-96-×-116-147(メガシンカ前)→159-236-136-×-126-136(メガシンカ後)
調整
・H16n-1
・メガシンカ前最速81族抜き、メガシンカ後最速70族抜き抜き
パーティの軸にしてエース。
物理アタッカーでありながら、その高いAと広い技範囲で環境に存在するほとんどの物理受けを突破する事が出来る強みを持っています。
技は、タイプ一致であるミサイルばりとインファイト、不利な相手に対して交換読みなどで撃っていけるロックブラストまでを確定として、4枠目はスイクンやマリルリ、ウォッシュロトムへの打点となり、デメリットのない命中安定技としてタネマシンガンを採用しました。強烈にギルガルドを呼ぶ為じしんが欲しい場面が何度もありましたが、撃つ相手の数を考えて今回は見送っています。
補正を掛けずとも充分な火力を出せるので、今回はようきで採用。これによって遅いガルーラやロトム、パーティ全体で重いキノガッサなどのポケモンを幾度となく無償突破してきました。
また、このパーティはオニゴーリやレパルダスといった所謂害悪系統とまともに戦えるのがこのポケモンのみの為、そういった相手と対戦する場合には普段より丁寧に扱います。
刺さる相手も非常に多いですが、ガルーラのねこだましとすてみタックルを両立する型の増加や、環境に多いメガシンカポケモンであるゲンガー、バシャーモ、ボーマンダ、クチートなどに弱い事もあり、選出する際はそれらをどうケアするかをよく考える必要があります。
性格ずぶとい 特性ふゆう
技構成トリックルーム/つきのひかり/みかづきのまい/れいとうビーム
個体値31-×-31-25-31-29
努力値H252 B252 S4
実数値227-×-189-92-150-105
調整
・特になし
パーティの物理受け。
相手のガルーラがねこだましから入ってきた場合ヘラクロスが負けてしまうので、その穴を埋める為に採用しました。また、疲弊したポケモンの回復役でもあります。
技は回復技であるつきのひかりとみかづきのまいが確定、主にボーマンダを意識してウェポンはれいとうビームを選択しました。最後の枠はバシャーモがバトンタッチで展開してきた場合や、クレセリアを起点に相手が積んできた時に切り返せるように、更に、ヘラクロスがようきであっても結局抜けない相手の事を考えトリックルームを採用しています。
ムーンフォースを使おうと考えてレベルを上げたものの、結局火力が足りず断念しました。
ゲンガー@きあいのタスキ
性格せっかち 特性ふゆう
個体値31-31-31-31-31-31
努力値A4 C252 S252
実数値135-86-72-182-95-178
調整
・特になし
パーティの地雷枠。
このパーティはゲンガーとギルガルドが尋常ではないレベルで重く、相手のパーティに入っていればほぼ必ず選出されます。加えてヘラクロスというポケモンが初手に投げられやすい事もあって、ほとんど先発です。
そこでこのゲンガーを初手に投げタスキとふいうちを合わせて相手を処理し、後続のヘラクロスを動きやすくするのが狙いです。
これまで遭遇したギルガルドは全て、ゲンガーもその多くが突っ張ってきた為、非常に高い割合で倒す事が出来ています。
時々引いてゆくゲンガーを見ますが、その場合はメガであったりゴースト技がたたりめであるといった推測が立てられるので、その後の試合展開を組み立てやすくなります。
マリルリ@ラムのみ
性格いじっぱり 特性ちからもち
個体値31-31-31-×-31-31
努力値H220 A252 B4 D12 S20
実数値203-112-101-×-102-73
調整
・6n-1
・ダウンロード対策
・4振り50族抜き抜き
パーティの見せポケ枠。
ドラゴンタイプの一貫を切る事と、全体的に重いバシャーモやサザンドラへ見せ合いの時点で圧力を掛ける事が主な役割です。
技は定番の3つに加えて、はらだいこを採用しました。オボンを持っていないので使うタイミングが難しいですが、それでも一気にゲームエンドに持ち込める可能性のある強力な技でした。また、フシギバナやモロバレルの入っていない受けループに対するささやかな抵抗でもあります。
持ち物のラムのみですが、本来有利な筈のバシャーモやファイアロー、スイクンなどにやけどを入れられて負ける事が多かった事と、カバルドンから展開してくる構築に対しての勝率が良くなかった事を踏まえてオボンのみから変更し、それに合わせて調整も変えました。
これは正解で、HDファイアローでマリルリを見るような甘えた選出をしてくる相手からeasy win出来たり、不意の追加効果で負ける事がなくなったりと、期待以上の効果が得られました。
性格いじっぱり 特性さめはだ
個体値31-31-31-×-31-31
努力値A252 B4 S252
実数値183-200-116-×-105-154
調整
・特になし
パーティの主人公。
序盤の奇襲に相手に積まれた際のストッパー、終盤の掃除役など、あらゆる場面で活躍します。
技は必須のげきりんとじしんに、岩技としていわなだれを採用。現環境のボルトロスがほとんど耐久振りでストーンエッジ1発では落とせない事、岩4倍弱点相手にはいわなだれでも充分火力は足りる事、命中率と追加効果などを踏まえてこうなりました。
ラスト1枠には、特に欲しい技がなかったのでヘラクロスを見て出て来るリザードンと序盤で相対した時に使えるステルスロックを入れました。意外と撒ける機会は多く、ヘラクロスをようきにした事で乱数が変わっているような相手への削りや、型を誤認させる事が出来たりと使用感は良かったです。
シーズン終盤に誕生した色違い個体で、ミラー対決に何度も勝利し、混乱している中自傷せずに動くなど自覚の塊でした。
ヒートロトム@たべのこし
性格おだやか 特性ふゆう
技構成でんじは/おにび/10まんボルト/めざめるパワー(氷)
個体値31-×-31-31-31-30
努力値H220 C44 D180 S64
実数値153-×-127-131-165-114
調整
・207-136スイクンを10まんボルトで高乱数2発(91.8%)
・194サザンドラのメガネりゅうせいぐんを最高乱数(6.3%)以外耐え
・準速61族、こごえるかぜ1回で最速ガブリアス抜きのスイクン抜き
パーティの過労死枠。
技や努力値振りを見れば分かる通り、色々と欲張った構成になっています。
でんじはは、主にゲンガーやボーマンダへ撃ちます。この2匹は足さえ奪ってしまえばヘラクロスで勝てるので積極的に使いたいですが、どちらもみがわりの採用率が高いので撃つタイミングが難しかったです。
おにびは、ガルーラやガブリアスといったロトムが呼ぶ強力な物理アタッカーへ使用。また、オーバーヒートを切っているのでクチートはこの技で沈黙させます。
10まんボルトは安定したタイプ一致技として採用。でんじはを覚えているのでほうでんより威力のでるこちら。ボルトチェンジが欲しい状況もよくありますが、居座りながら攻撃したい場面も多いので一長一短です。
めざめるパワーは、ボーマンダとガブリアスの起点になってしまうのを阻止する為に入れています。ボーマンダにははねやすめで粘られますが、みがわりを置けないターンを作ってでんじはを決めれば機能停止するので問題ありません。ガブリアスは、やけどさせてもこちらに打点がないと見てつるぎのまいを舞ってくるので、これで確実に処理しにいきます。
元々この枠はヒードランで使っていましたが、HDファイアローに押し負ける可能性がある点や、ボーマンダの相手が出来ない事などを理由に変更しました。
ボーマンダやファイアロー、クチートなどヘラクロスの苦手な相手に対して強いので選出機会も多いですが、数値自体は低いので慎重に取り扱っていました。
選出
基本選出。みかづきのまいも合わせてヘラクロスで荒らし回った後、残った相手をガブリアスで削り切ります。
相手にゲンガーやギルガルドが居た場合。ゲンガーで初手の対面を制し、数的有利を取った上で試合を進めます。
他にも相手に合わせて様々な選出をしますが、全体ではこの2パターンの内どちらかの出し方が多かったです。
裏のメガシンカがおらず、出さないとパワー負けしてしまう事からヘラクロスはほぼ全ての試合で選出しました。
最後に
自分の好きなポケモンであるヘラクロス入りで1つの目標だったレート2000を達成する事が出来、非常に嬉しいです。
ここまで読んで下さった方、シーズン中対戦して下さった方、ありがとうございました。